日本のマンガがクロードのデザイン世界に
Kaan Hancer2020-08-07T22:53:57+09:00
クロードが日本でも有名な電子機器・機械部品メーカー「Cheero」のコンサルタントからデザインの依頼を受けました。サプライズでした。ただ、テックオタクであり、日本のポップカルチャーのファンでもあるデザイナーにとって、「ダンボ」のデザインができたことは大きな喜びでした。
このシリーズは、登場人物たちの日常生活と、人生の謎を解き明かすよつばに焦点を当てています。 一貫性のあるプロットはありませんが、このシリーズのテーマを要約すると、お決まりのフレーズで表現されます。”いつでも今日が、いちばん楽しい日(翻訳では「すべてを楽しもう」)という言葉に集約されます。
ダンボが日本で人気を博し、愛されている理由は、ダンボが可愛くて、親しみやすいからです。素材であるダンボールがシンプルだからこそ、ダンボールへの愛は普遍的なものとなります。誰でも作れるから、誰からも愛されるのです。ダンボは漫画以外の世界でも人気者となり、今ではアクションフィギュアやコスチューム、電化製品、さらには日本のコンドームにまで登場しています。
では、クロードとチーロはどのようにしてダンボを作ったと思いますか?「このキャラクターのシンプルさは、何もないキャンバスのようなものでした。ダンボは無地のダンボール箱なので、何でも可能です。モバイルバッテリーの全ての表面を使い、日本の漆器や金蒔絵の貴重なオブジェとして考えました。
金蒔絵の名手として知られる石川県山中市の小林正敏さんに加飾をお願いして、その工程も見学させて頂きました。
出来上がった2つのデザインは素晴らしいものでした。電子機器、特にモバイルバッテリーのデザインの場合、他の電子機器と組み合わせたりするのが一般的です。今回は、充電中、使用中、または全く使用していないときにさえ、ダンボに注目してもらいたいと思ったのです。ダンボが存在することで、キャラクターの真の精神である喜びと驚きを与えてくれるはずだと考えました。
グラフィックデザイン Claude for Cheero, ©KIYOHIKO AZUMA/YOTUBA SUTAZIO. ©TRA CO. LTD. All Rights Reserved.