クロードのシルクスカーフ

牛首紬(うしくびつむぎ)シルク —
クロード x 西山シルクスカーフ 

クロードのシルク製品は、クロードと、白山にある布作りで有名な西山シルクとのコラボレーション製品です。西山シルクの製品は石川県の無形文化遺産に指定されており、旧白峰村(現白山市)で約800年前から受け継がれてきている玉繭から伝統の技で手挽きされた玉糸を使用し、熟練の職人の手作業で織り上げられます。他に類を見ない絹の技術で布を作り続けている数少ないシルクメーカーの一つです。

西山シルクでは、2匹の蚕が繭を作る「デュピオン」と呼ばれる繭を使用しています。このシルクが生み出す糸は、その性質上、常にオンリーワンで表情豊かな、非常に稀少価値の高いものです。シルクの優れた特性である、美しさ、通気性、強度などの特性に加え、絹が持つ天然のタンパク質構造により、低刺激で、湿気を吸収しながら暖かさを保持するため、年間を通して快適に使用できる点も大きな特徴です。

西山シルクは、生地作りの各工程が、最初から最後まで自社で行われています。これは珍しく、時間のかかる製作工程ですが、歴史的にも大切にされてきた着物に求められる品質を維持することにつながります。デュピオンの糸はすべて手作業で作られ、手染めされているため、他に類を見ない独特の風合いが表現されています。

豊かな歴史を持ち、美しいシルクを生み出す巧みな生産者である「西山シルク」ブランドとコラボ製品を開発することは、クロードにとって非常に貴重な学びの場となりました。世界的にも注目されている西山シルクの優れた職人技を共有できることは光栄なことで、改めて西山シルクの独自製法の可能性は無限大であると再確認できました。